実家の近くで幼少期から通っているご飯屋さんがある。
マスターは、もう70過ぎである。
近くを通ると年に何度も行く。
変わらぬ味。
食事の後、おなじみなので厨房からマスターが出てきて挨拶をしてくれる。
昔は今の俺くらいのアラフォーだったのだ。
それが今や白髪の老人になっている。
「マスター、ほんとお元気ですよねー」
「いやー、それが最近、目が見えなくてね、塩もどれくらいかかってるかどうか、わからんのよ」
「あはは、そうですかー」
「あれ、塩かけたかなー、みたいな。だから結構適当になってきた!」
…う、うーむ、え、塩分…
そーゆーのはあんまり聞きたくなかったかも?!(^◇^;)