それぞれの家庭環境で、変わった習わしがあるのものだと思う。
私には家で食事を楽しむという文化がなかった。
食事の時間が始まるとタイマーを仕掛けられ、
タイマーが鳴った時点で食べ終わっていないと父親に殴られた。
殴られるとき、目を閉じたり逃げるそぶりを少しでも見せると永遠に殴られ続けた。
そしてまた5分のタイマー。
5分後に食べ切っていなければそれの繰り返し。
(お食事中の方ごめんなさい)
戻してしまってそれを許さんまた食べろと指示をされ(お食事中の方、本当にごめんなさい)
何十年も前のことなのに、
過去の記憶を辿ると動悸がして冷や汗が出てくるので、
詳しく思い出さないようにしよう。
漫画ドラえもんを読んでいて、
悪いことをしてママから「今日は夕飯抜きです!」と言われたのび太が、
えーんと泣いてるシーンを見て、
なんと羨ましいと思ったのは今でも覚えている。
そうやって育てられたのもあってか、
食事中は楽しんでよい、と知ったのは妻と結婚してからだ。
嫌いだった親父からは10代後半から逃げるようにして距離を置いて、
父親は怒って私に一度も会いに来なかったけれど、
距離を置くってのは大事で、
今となっては近くに住んで、それなりに仲良くやっているのだから不思議だ。
そんな私もモラハラと言われて妻から距離を置こうと提案されるのだから、
親の背を見て子は育つとは言ったもので、
自然~と繰り返すものなのだなぁ。。。
うーん、しみじみ(´-`).。oO
(イヤイヤイヤ。。。)